初めての琵琶湖バス釣りでも迷わない!おかっぱりポイント徹底ガイド
「初めて琵琶湖でバス釣りをしたいけれど,どこに行けばいいかわからない」「遠征を計画しているがポイント選びに困っている」という方へ――。
このブログでは,琵琶湖バス釣りの「おかっぱりポイント」をエリア別に徹底紹介します。
琵琶湖は日本最大の湖で,非常に広大です。1日ですべてを回ることはできません。
まずは,釣れるポイントの特徴やエリアごとの狙い方を知ることが釣果アップへの第一歩です。
エリアの分け方と本ブログの特徴
琵琶湖は大きく「北湖(ほっこ)」と「南湖(なんこ)」に分かれ,琵琶湖大橋を境に北側が北湖,南側が南湖となります。
さらに東側を「湖東(ことう)」,西側を「湖西(こせい)」と呼びますが,本ブログでは次のようにエリアを定義して解説します。
- 南湖:近江大橋〜琵琶湖大橋まで
- 北湖:琵琶湖大橋より北側
- 湖東・湖西:湖を縦に区切った東西エリア
他サイトや釣具店と定義が異なる場合がありますが,初心者でもわかりやすいようシンプルな区分にしています。
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🐠南湖エリア
大津インターから最寄りのエリアで,駐車場や,釣果情報も最も多く,遠征組・初心者上級者問わず・家族連れにもおすすめ。
一般的に,琵琶湖でバス釣りというと南湖エリアを指すことがほとんど。
また,水深は平均で約4m,最大でも7mほどだと言われる。(浚渫・ディープホールを除く)
そのため,全体的にフラットな地形となっており,全エリアに魚が分布していると理解できる。
さらに,ウィードが非常に豊富に分布しているため,魚のストック量が非常に多い特徴を持つ。
湖東エリア
南湖の中でも東側の湖東エリアでは,湖岸緑地と呼ばれる滋賀県が管理する公園状の湖岸保全エリアが多数存在する。
この湖岸緑地は,駐車場が整備されているところが多く,いずれも非常にアクセスがしやすいポイントとなっている。
周辺エリアの特徴として,遠浅かつフラットな南湖の典型的なシャローエリア,岸際には石積みのハードボトムが点在している。
これらのウィードや石を丁寧に探る釣りが基本となる。
石と石の間に潜んでいることが多く,リップ付きルアーをボトムに当てながら・シンカー付きライトリグで探りながらの釣りが定番。
🐟おすすめポイント
湖西エリア
湖西エリアは,湖東と大きく異なり,水深変化に富んだエリアだ。
また,砂浜が多く,南側と一部を除き基本的にはウエーディング(立ち込み)でアプローチすることになる。
ウェーディングでの釣りは基本的に水深変化すなわちおきのブレイクを狙う釣り,あるいは点在しているウィードやゴロタ石を見つけ重点的にアプローチする釣りとなる。
また,ストラクチャーが沖に点在しているが故に,回遊魚狙いの釣りとなるため,ヒットした時は比較的良型の魚が釣れる傾向があり,ゲーム性が非常に高い。
狙い方はヘビキャロ・スイムジグ・ビックベイト等,遠投ができかつ沖で演出できるルアーチョイスがベター。
🐟 おすすめポイント
瀬田川エリア
大津市に架かる近江大橋よりもさらに南側のエリアを瀬田川エリアと呼ぶ。
ここは文字の通り,河川となっており琵琶湖の水を吐き出す唯一の流出河川となる。
故に,本湖の状態によって環境が左右されるゲーム性の高いエリアとなっている。
この瀬田川に水を流す量を決める南郷洗堰というものがあるが,この堰の放水量によって大きく環境が変わる。
航空写真を見てもわかるように,河川に入るにつれて川幅が狭くなっており,この放水量によって流れが早すぎてアプローチできない時もあるほど。
アプローチとしては,放水量を見極め,沖狙いあるいは岸際の豊富なストラクチャー狙いなど釣り分けると良いだろう。
狙い方は,ハードボトム・ウィード,橋脚など様々なストラクチャーがあり,色々なリグでアプローチできる。
🐟 おすすめポイント
- 膳所城跡公園
- 膳所港
🐠北湖エリア
琵琶湖大橋よりも北側のエリアは北湖と呼ばれる。
このエリアは一言で言うと「夢のある場所」だ。
北湖は南湖と大きく環境が異なり,特に水深は平均41m,最大水深が103mと比べ物にならないくらい深い。
また,冬季には山間部の雪解け水が流入することや,水深の深さ故に透明度が段違いで高いのが特徴。
故に,ルアーが見切られやすく非常に難易度が高いことで知られる。
しかし,この水深故に,ブレイクポイントが多いことや,比較的季節を通して水深が安定していることから,攻略次第ではビックモンスターに出会える確率が高い。
岸際の60UPがうろついていることは日常で,ルアーを投げ入れても見向きもしない賢い魚が多く存在している。
このような魚を攻略することは琵琶湖に通うアングラーたちの夢かもしれない。
湖東エリア
前述したように,北湖は平均水深が深く,透明度も高い。
その中でも,東側は比較的,濁りが入りやすいうえ,水深もなだらかに深くなっていく遠浅の地形だ。(南湖と比較すると深い。)
また,整備された湖岸緑地や,サーフポイントが混在しており,様々な釣りが楽しめる。
さらに,大きな流入河川が南から,野洲川・日野川・愛知川・犬上川がある。流入河川河口は初夏〜晩秋にかけてマズメ時にベイトフィッシュが入ってくるため好ポイント。
狙いは,足元の良い場所では,巻き物系でサーチ→沖の沈みストラクチャー・ウィードを見つけたら見せれるルアーにスイッチ。
サーフポイントでは周囲を巻き物や引いてこれるルアーで手早く探る→遠投できるルアーで沖のストラクチャーサーチが定番。
🐟 おすすめポイント
湖西エリア
北湖西岸は,平均水深が深く透明度が高い湖の中でも,特に岸際から急に深くなるブレイクが多いエリアだ。
シャローはアプローチできるポイントは限定的であるが,その分ピンスポットに魚が着きやすく,狙いを絞りやすい特徴がある。(ただしプレッシャーは高い。)
反対に,浜が多く,ウェーディングによる立ち込みでディープエリアはアプローチできる。
代表的なポイントは琵琶湖大橋,真野浜,和邇浜,近江舞子などで,いずれもブレイク沿いや岬状の地形変化が絡み,大型の回遊バスが差してくる好条件が揃っている。
春はブレイク手前のシャローで産卵絡みを意識したネコリグやスモラバ,夏以降はディープクランクやヘビキャロで水深5〜10mのブレイクラインを探るのが定番だ。
また,湖西エリアは河川流入が少なくクリアアップしやすいため,風が吹いて水が動くタイミングが大きなチャンスになる。
ベイトフィッシュが寄った瞬間に釣果が爆発することもあるため,タイミングを読む力が重要だ。
冬場は残りウィードや深場のハードボトムに魚が固まりやすく,メタルバイブやダウンショットでのリアクション狙いが有効である。
まとめると,湖西は「数を釣る」よりも「一発大型を狙う」フィールドである。シャローをランガンするより,地形変化に絡むディープを丁寧に攻め,回遊ルートを押さえることが釣果アップの近道となる。