写真撮影日:2025/7/12
天気:晴れ
水位:-26cm
放流量:15㎥/s
✅におの浜の概要

におの浜の特徴と概要
におの浜は,大津市市街地に位置する南湖を代表する超一級ポイントである。
魚影が非常に濃く,数時間釣りをしていれば誰かが釣る場面を目にすることが多い。ただし,休日はアングラーが等間隔に並ぶほどプレッシャーが高い。
駐車場やトイレが整備されているため,初心者やファミリーにもおすすめできる。
地形とストラクチャー
護岸と水深
護岸は人工の石積み護岸が多く,足場が良い。水深は1.5m〜2mほどで,沖に向かって緩やかに深くなるが,全体的には遠浅フラットがメインである。
ボトムとウィード
ボトムは足元が石積み,沖に行くほど砂質になる。ゴロタ石やテトラ帯などの変化が点在し,そこに魚が付きやすい。
ウィードは季節で濃さが変わり,岸から届く位置にもエビモやオオカナダモが分布し,ベイトが溜まりやすい。
ミオ筋・船着場
一部には船着場があり,船の着岸で掘られたミオ筋が存在する。地形変化が大きく,ベイトとバスが集まりやすい高ポイントだ。
✅におの浜の駐車場・トイレ情報
料金:R7年料金改定後、最大料金制に変更。以前の「3時間超え急高騰」は解消。
30分無料:下見だけでも利用しやすい。
設備:駐車場横にトイレあり。
景色:遊歩道奥には、石積み護岸が広がる本湖の景観。


駐車場入り口の看板
R7年に料金改定が実施され,最大料金が適用されるように。
以前までは,3時間を超えると料金が跳ね上がる謎仕様だったが,近年のレジャー需要のせいか,改良された。
入庫後30分無料も嬉しい点。一度下見に入って竿を出す・見切るの判断をつけやすい。

駐車場からの本湖の景色
遊歩道の奥に見えるようにほとんど全域が写真のような石が敷き詰められている。

駐車場のすぐ横にトイレも完備。
🎣におの浜を写真で紹介
東側プリンスホテル前


相模川を背にして東側を眺めた写真。
写真からもわかるように階段状の石積みが永遠と続いている。
また,本湖側にも5段ほど続いており,その先は砂地メイン。
石の間や,石-砂地の切れ目に魚がついていることが多く,重点的に攻めたい。


階段状の石積み。
水面に浸っている部分はコケが生えていることが多く,大体の靴では滑るため要注意。
水際までアプローチする場合はフェルトシューズ推奨。


定期的に写真のような流入用水路がある。
石積みの護岸に対して変化があるポイントのためチェックしておきたい。
プリンスホテル港(におの浜観光港)


さらに西へ進むと,港がある。この港は,におの浜観光港と呼ばれ観光船の停泊地となっている。
写真のような港の船接岸部分は,深く掘られており,ミオ筋となっている。
基本的にフラットな地形なエリアだが,船接岸時に砂が巻き上がり,ベイトフィッシュ・バスを引き寄せる高ポイントとなる。
無論,数多くのアングラーに叩かれているだろうが,自分のルアー・アクションにしか反応しない魚もいると信じて一度はアプローチをしてほしい。
総門川河口



さらに西へ足を進めていくと,一本めの流入河川,総門川河口へ辿り着く。
先にお伝えしておくと,におの浜には主に3本の流入河川がある。
東側から総門川 堂の川 諸子川 の3本だ。
総門川からは,工場から温排水が流れており,河口周辺は水温が高い傾向にある。
この温排水は非常にキーポイントで,冬季には暖かさを求めたバスが集まる傾向あり。
このバスを狙うために,加工周辺にはアングラーが並び,ひたすらメタルバイブを投げてはしゃくってのリアクションでの釣り文化がある。
筆者もここで数多くのバスを釣り上げてきたが,釣り上げたバスに触れてみると,外気温より暖かい。
このことからも,河口周辺は特に水温が高いことがわかる。
また,河口部はコンクリート護岸で舗装されており,降りることができる。
が,写真のように,減水度合いが甘いと水に浸されており,非常に滑るため注意が必要。
本流の河川は,以前は坊主のがれの川として有名だったが,ここ数年(2022年〜2025年)は個体数が減少したと感じる。
季節問わずバスを釣りたいときに訪れていたが,最近はアタリさえない日もちらほら。
堂の川河口


こちらも,総門川と同様の形状をしており,アプローチの仕方としては同じ。
個人的な感覚だが,駐車場が近い総門川河口付近にアングラーが集まる傾向がある。
そのため,少し歩いて堂の川まで移動すると誰もいないといったこともしばしば。
こちらも,温排水が流れているとの情報あり。河口部の深くなっているところやウィードを絡めた釣りが有効。
諸子川河口



最も東に流入する諸子川周辺の雰囲気。
基本的には,前節で紹介した流入河川と基本構造は同じ。やはり駐車場から遠くなるにつれてアングラーは少なくなっている傾向があると感じる。
一つ気づいたこととすると,水際のコンクリート護岸の高さが他二つの河川と比較して高い。
そのため,足元を確実に狙う釣りをしたい方は諸子川から攻めると良いかもしれない。
まとめ|におの浜は魚影の濃い南湖定番ポイント
におの浜は,魚影の濃さ・足場の良さ・駐車場やトイレの充実から,初心者からベテランまで幅広いアングラーにおすすめできるポイントである。
特に石積み護岸の切れ目・ウィードエリア・ミオ筋・温排水など,地形変化を意識した釣りが重要だ。
また,季節ごとに狙い方を変えると釣果アップが期待できる。
琵琶湖南湖で確実に1本釣りたいなら,一度は訪れてほしい超一級ポイントだ。
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