琵琶湖は滋賀県の中央に位置する日本最大の湖である。釣り人の間では「マザーレイク」と呼ばれ,ブラックバスをはじめとするフィッシングフィールドとして全国的に人気が高い。本記事では,釣りに役立つ琵琶湖の基本情報と,南湖・北湖それぞれの特徴と攻略法を解説する。
✅ 琵琶湖の基本データ
- 所在地:滋賀県中央
- 面積:約670km²(滋賀県面積の約1/6)
- 最大水深:約103.6m(北湖・安曇川沖付近)
- 平均水深:北湖約41m,南湖約4m
- 湖岸長:約235km
- 湖の種類:古代湖(約400万年の歴史)
- 流入河川:約460本(代表例:安曇川,野洲川,日野川)
- 流出河川:瀬田川(唯一の流出口)
釣りにおいて重要なのは,南湖と北湖で地形・水質が大きく異なる点である。これがパターン選びに直結する。
✅ 南湖と北湖の特徴と釣り攻略法
● 南湖の特徴と攻略法
- 水深・地形:平均約4mの遠浅フラット
- 底質:砂泥底+広大なウィードエリア
- ベイトと魚影:ブラックバス・ブルーギルの魚影が濃い
釣り攻略ポイント
- ウィードパターンが王道
- 春:シャローでの産卵絡み。ネコリグやスモラバが有効
- 夏:ウィードマット上のパンチングやフロッグが強い
- 秋:ウィードエッジの回遊狙いにバイブレーション
- 冬:残りウィードをダウンショットで狙う
- 回遊ルートを意識
- 岸際~沖ウィードエッジ間を意識したランガンが効果的
● 北湖の特徴と攻略法
- 水深・地形:平均約41mと深く,急深エリアが多い
- 水質:透明度が高く,冷水性
- 固有種:ビワマスなどが生息するため,ディープエリアが豊富
釣り攻略ポイント
- ディープ攻略が鍵
- 夏:ディープクランクやヘビキャロでブレイクラインを狙う
- 冬:メタルバイブやダウンショットでボトムを攻める
- 回遊バス狙い
- ベイトフィッシュの動きが重要。ベイトが接岸する風当たりの良いエリアを選ぶ
- 季節変動が大きい
- タイミングが合えば大型が出るが,外すと無反応なことも多い
✅ 琵琶湖のおすすめエリア
エリア | 特徴 | おすすめシーズン |
---|---|---|
木浜(南湖) | 広大なウィードフラット | 春〜秋 |
矢橋帰帆島(南湖) | ハードボトムとウィードが絡む | 春・秋 |
におの浜(南湖) | 護岸際・河口パターンが有効 | 春・梅雨 |
雄琴・唐崎(北湖南部) | ハードボトム+回遊狙い | 春・秋 |
安曇川沖(北湖) | ディープ攻略必須 | 夏・冬 |
✅ まとめ
琵琶湖は南湖と北湖で環境が大きく異なるため,釣り方も全く異なる。
南湖では「ウィードゲーム」
北湖では「ディープと回遊読み」
この2つを意識すれば,シーズナルパターンを外しにくい。
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